歯科診療報酬事典

E000

写真診断

令和8年度改定対応(令和8年6月1日施行)

告示(点数・注)令和8年厚生労働省告示第69号 別表第二

1単純撮影

イ歯科エックス線撮影

(1)全顎撮影の場合160点

(2)全顎撮影以外の場合(1枚につき)20点

ロその他の場合85点

2特殊撮影

イ歯科パノラマ断層撮影125点

ロ歯科部分パノラマ断層撮影(1口腔1回につき)20点

ハイ及びロ以外の場合(一連につき)96点

3歯科用3次元エックス線断層撮影450点

4造影剤使用撮影72点

注3については、撮影の回数にかかわらず、月1回に限り算定する。

留意事項通知保医発0305第6号(令和8年3月5日)別添2

(1)歯科エックス線撮影とは、歯科用エックス線フィルムを用いて撮影した場合及び専用の装置を用いてデジタル映像化処理を行った場合をいう。

(2)歯科用エックス線フィルムとは、標準型、小児型、咬合型及び咬翼型等であって、歯、歯槽骨等の撮影に用いるフィルムをいう。

(3)単純撮影の「その他の場合」とはカビネ、オルソパントモ型等のフィルムを顎関節全体、顎全体等に用いて撮影した場合をいう。

(4)パナグラフィー、スタタスエックス2による場合は、診断料は「1のロその他の場合」により、撮影料はE100に掲げる歯、歯周組織、顎骨、口腔軟組織の「1のロその他の場合」により算定する。

(5)単純撮影の「1のロその他の場合」により上下顎の全顎撮影を行った場合は、2枚目までは所定点数により算定し、3枚目及び4枚目は「通則2」及び「通則3」により算定する。

(6)顎関節に対して選択的なパノラマ断層撮影ができる特殊装置により、顎関節疾患(発育異常、外傷、炎症、腫瘍、顎関節強直症、代謝異常、顎関節症)について、パノラマエックス線フィルム(オルソパントモ型フィルム)を使用して、咬頭嵌合位、最大開口位、安静位等の異なった下顎位で分割撮影を行った場合は、分割数にかかわらず、一連につき、診断料は「2のイ歯科パノラマ断層撮影」により、撮影料はE100に掲げる歯、歯周組織、顎骨、口腔軟組織の「2のイ歯科パノラマ断層撮影」により算定する。

(7)顎関節の機能診断(下顎頭の運動量とその経過を計量的に比較観察する方法)を目的とする一連の規格エックス線撮影の診断料は、「2のハイ及びロ以外の場合」により、撮影料はE100に掲げる歯、歯周組織、顎骨、口腔軟組織の「2のハイ及びロ以外の場合」により算定する。

(8)(7)の「規格エックス線撮影」は、特殊な顎関節規格撮影装置を用いて、主として各顎位(中心咬合位、安静咬合位、開口経過中の異音発生位、開口経過中の発痛位、最大開口位、後退位等)における顎関節を撮影し、異位相における関節窩と下顎頭との対応状況の変化をトレーシングペーパー上に描記したものを座標上に重ねて、下顎頭の運動量とその経過を計量的に比較し経過の観察を行うものをいう。症状の変化を描記したトレーシングペーパーは診療録に添付する。

(9)顎関節疾患について、パノラマエックス線フィルムを使用し、パノラマ断層による分割撮影を行った場合は、顎関節を構成する骨の形態及び解剖学的な相対位置、下顎窩に対する下顎頭の位置、下顎頭の移動量等の所見を診療録に記載する。

(10)他の保険医療機関において撮影したフィルムについての診断料は、撮影方法別及び撮影部位別に1回に限り算定する。したがって、同一方法により同一の部位に対して撮影したエックス線フィルムの診断は、撮影した枚数にかかわらず1回に限り算定する。

(11)歯科用3次元エックス線断層撮影は、歯科用エックス線撮影又は歯科パノラマ断層撮影で診断が困難な場合であって、当該画像撮影の必要性が十分認められる次のいずれかを3次元的に確認する場合に算定する。

イ埋伏智歯等、下顎管との位置関係

ロ顎関節症等、顎関節の形態

ハ顎裂等、顎骨の欠損形態

ニ腫瘍等、病巣の広がり

ホその他、歯科用エックス線撮影若しくは歯科パノラマ断層撮影で確認できない位置関係、病巣の広がり又は複雑な解剖学的根管形態等を確認する特段の必要性が認められる場合

(12)歯科用3次元エックス線断層撮影に係る診断料は、実施した撮影の回数にかかわらず、月1回の算定とし、初回の撮影を実施する日に算定する。

(13)同月内において、入院及び外来の両方で、歯科用3次元エックス線断層撮影を実施した場合においては、入院又は外来の別にかかわらず、月1回に限り算定する。

(14)当該医療機関以外の医療機関で撮影したフィルムについて診断を行った場合は、初診料を算定した日に限り、歯科用3次元エックス線断層撮影に係る診断料を算定する。

(15)歯科部分パノラマ断層撮影とは、歯科エックス線撮影を行う場合で異常絞扼反射を有する患者であって、「1のイ歯科エックス線撮影」が困難な場合に、歯科部分パノラマ断層撮影装置を用いて、エックス線の照射範囲を限定し局所的な撮影を行ったものをいい、単に歯科パノラマ断層撮影により撮影された画像を分割した場合は算定できない。

(16)「2のイ歯科パノラマ断層撮影」と「2のロ歯科部分パノラマ断層撮影」を同時に行った場合の診断料及びE100に掲げる歯、歯周組織、顎骨、口腔軟組織の撮影料は、主たる撮影の所定点数のみをそれぞれ算定する。ただし、(6)の規定により「2の

イ歯科パノラマ断層撮影」を算定する場合についてはこの限りではない。

(17)写真診断を行った場合は、診断に係る必要な所見を診療録に記載する。

(18)その他は、医科点数表の第2章第4部第1節に掲げるエックス線診断料の例により算定する。

レセプト電算コード歯科診療行為マスター 2026年8月7日版

名称・コード点数
写真診断(全顎撮影)305000110160点
写真診断(アナログ)(全顎撮影以外)30500021020点
写真診断(単純撮影(その他))30500031085点
写真診断(デジタル)(全顎撮影以外)30500471020点
写真診断(特殊撮影(歯科パノラマ断層撮影))305000410125点
写真診断(特殊撮影(イ及びロ以外の場合))30500051096点
写真診断(特殊撮影(歯科部分パノラマ断層撮影))30500597020点
写真診断(歯科用3次元エックス線断層撮影)305004910450点
写真診断(造影剤使用撮影)30500061072点
他医撮影の写真診断(全顎撮影)305003450160点
他医撮影の写真診断(全顎撮影以外)30500355020点
他医撮影の写真診断(単純撮影(その他))30500365085点
他医撮影の写真診断(特殊撮影(歯科パノラマ断層撮影))305003750125点
他医撮影の写真診断(特殊撮影(イ及びロ以外))30500385096点
他医撮影の写真診断(造影剤使用撮影)30500395072点
他医撮影の写真診断(歯科用3次元エックス線断層撮影)305005050450点
他医撮影の写真診断(特殊撮影(歯科部分パノラマ断層撮影))30500625020点